(via Amazon.co.jp: 次世代インターネットの経済学 (岩波新書): 依田 高典: 本)
本の目利きである経済学者の安達貴教さんのTweetを見て、早速読んでいる本。これはいい。ダメなものにはきちんとダメ、ブードゥーだと突きつける快著。
フリーミアム教のテレビ宣教師、インチキ煽り屋クリス・アンダーセンの主張に疑問をもっている人や、その主張に騙され続けている人は是非読むべき。限界費用ゼロのはずのフリーミアム商法にも、規模の経済性を実現するために巨大な固定費が必要なのだ。だから、商売をやっていくには、その固定費用を回収するための仕組みが絶対的に必要であり、その一つの解がGoogleなどが採用している「両面市場モデル」であることがわかる。
とにかく口調が小気味よい。郵政民営化をめぐって登場したピアレビュー論文の洗礼を受けていない「自称経済学者」の台頭にも鋭い批判を浴びせる。
さらには、きちんとした経済学に基づいたICTとインターネット経済の基礎、そしてそれらの規制と規制緩和の論点を概観することもできる。
「(真, 善, 美) = (Google, Facebook, Apple)」なんてブルシットと衒学風味のインチキ知識で固めた新書を読むより、こちらを読むべき。
(via clione)
